オウンドメディアの予算は、依頼範囲や運用体制によって大きく変わります。内製化をするという選択肢もありますが、社内にゼロからノウハウを蓄積するのは想像以上に非効率です。
学んでいる間も専任担当者の人件費は発生し続けるため、結果として外注より割高になる、というパターンもよく見られます。予算をかけても投資効率が下がるうえ、本来期待できる「営業効率化」のメリットまで取り逃がす結果になってしまうのです。
▼本記事でわかること
- 予算配分の考え方
- 内製化に潜むコスト
- 営業効率化につながる外注活用法
本記事では、予算の策定方法、記事の進め方などを解説します。
そもそもオウンドメディアがどんな仕組みで集客や営業効率化につながるのかを基礎から押さえたい場合は、こちらの記事が参考になります。
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目次
オウンドメディアの予算相場と費用内訳
オウンドメディアの予算は構築費用と運用費用で構成されます。予算が途中で尽きないよう、まずは費用の相場を押さえたうえで計画的に進めましょう。
構築費用は依頼範囲によって幅がある
オウンドメディアの構築費用は、依頼する範囲によって大きく変わります。費用差が生まれるのは、戦略設計やデザイン、システム開発にどこまで投資するかで必要な工数が変わるためです。
シンプルなCMS(記事を更新・管理する仕組み)の利用のみであれば比較的少ない費用で構築できますが、コンセプト設計から依頼する場合は費用が上がります。オリジナルデザインや検索エンジン対策(SEO)まで重視する場合は、相応の予算が必要になる点を押さえておきましょう。
構築費用は一度きりの投資ですが、その後の運用を見据えて配分することが大切です。
費用は依頼範囲で大きく変わる!
運用費用は継続的にかかり続ける
オウンドメディアの運用費用は、サイトを公開した後も毎月かかり続けます。おもな内訳は、サーバー維持費・コンテンツ制作費・効果測定の費用などです。
サイトを維持するだけなら費用は少なく済みますが、記事制作の外注や運用代行まで依頼すると月々の負担は大きくなります。発信する記事数や依頼範囲が広がるほど、運用費用は積み上がっていく点に注意しましょう。
アクセス数が増えればサーバー費用も上がるため、投資は段階的に計画していく必要があります。
運用費は毎月かかり続ける!
予算を決める前に確認すべき3つの要素
オウンドメディアの予算を決める前に、目的・社内リソース・運用期間の3つを明確にする必要があります。これらが曖昧だと予算配分を誤り、費用対効果が下がる結果になりがちです。
まず目的(リード獲得・ブランディング・採用など)を定め、必要な施策と予算を逆算します。次に社内リソース(担当者の人数・スキル・稼働時間)を確認し、どこまで内製化できるかを見極めましょう。
運用期間は成果が出るまで8ヶ月ほどを見込み、その間は外注でメディアを動かしながら、社内にもSEOやコンテンツ運用のナレッジを蓄積する「育成期間」として活用するのが理想です。
目的が決まれば予算は逆算できる!
予算配分の際失敗する内製化の隠れコスト3つ
内製化はコストを抑える手段に見えますが、実際には人件費やノウハウ不足による失敗コスト、機会損失といった見えにくいコストが発生します。
内製化で見落としがちな人件費の負担
内製化する場合、複数の専任担当者を確保するための人件費が継続的に発生します。オウンドメディアの運用には戦略設計・記事制作・効果測定など幅広い業務があり、一人ですべてをこなすのは簡単ではありません。
さらに担当者の給与だけでなく、採用コストや教育コスト、兼任による他業務への影響も発生します。人件費は見えにくいコストですが、予算設計では見落とせない要素です。
人件費は毎月かかる大きな負担!
ノウハウ不足で発生する失敗コスト
社内にSEOやWebマーケティングの知見がない場合、内製化は成果につながりにくく、結果的にコストが膨らみます。目的が不明確なまま立ち上げたり、根拠のないペルソナ(想定する読者像)設定をしたりすると、メディア全体の失敗を招くためです。
実際、途中で更新が止まったり成果が出ずに閉鎖したケースもよくあります。コストを抑えても成果が出なければ本末転倒なので、外部の専門家に任せるほうが結果的に近道です。
知見ゼロの内製化は遠回り!
最大のリスク:ゼロからの内製化による機会損失
内製化で見落とされやすい大きなリスクが、成果が出るまでの時間がかかることによる機会損失です。オウンドメディアは成果が出れば、蓄積した記事が資産となって継続的に利益を生み続けてくれます。
ただし、その状態に到達するまでには一定の期間が必要で、ノウハウがなければなおさら時間がかかる傾向です。その間に競合がオウンドメディアで成果を上げていれば、見込み顧客を奪われ続けることになります。
機会損失を抑えるには、外注を活用してスピード感のある運用体制を整えることが近道です。
出遅れるほど顧客を奪われる!
内製化には人件費や機会損失など、想定以上のコストが発生しがちです。無駄な遠回りを避けて効率よくオウンドメディアを軌道に乗せたいなら、運用に精通した外部チームと組むほうがスムーズに進みます。
弊社では、戦略設計から記事制作・効果測定までの運用を代行しつつ、社内の内製化に向けたナレッジ共有・伴走支援まで一貫してご提案できるのが強みです。内製化に不安がある企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
月3件の問い合わせを獲得する予算配分
どの実績を見ても、共通する成功要因は、予算を構築よりも運用に重点的に配分したことです。実際の支援事例で、その配分を具体的に見ていきましょう。
マタニティ業界:運用に予算を寄せて月3〜4件を獲得
メグダイが支援したマタニティ業界のオウンドメディアでは、公開した記事が資産として積み上がり、営業を増やさず月3〜4件の問い合わせを継続的に獲得しています。この成功の要因となったのは、構築よりも運用に予算を重点配分したことです。
この企業では、戦略設計からコンテンツ制作、効果測定までを一貫して外注し、検索意図(読者が求めている情報)に沿った記事を継続的に発信してきました。蓄積した記事は時間が経っても検索で読まれ続けるため、新規の見込み顧客が定期的に流入してくる状態が生まれています。
運用重視で問い合わせが安定!
大手食品メーカー:運用への投資でPV3倍を達成
メグダイが支援した大手食品メーカーでは、PV数(ページの閲覧回数)が3倍に増え、商品注文の増加にもつながりました。この事例でも成功の要因となったのは、構築よりも運用に予算を重点配分したことです。
社内にWebマーケティングの知見がなかったため、SEOに精通した専門家がコンテンツ戦略を設計し、質の高い記事を安定して制作してきました。業種や業態を問わず、運用への投資が成果を加速させる手段になります。
専門家の力でPVが一気に伸びた!
運用代行の費用対効果を最大化する方法
運用代行の費用対効果を高めるカギは、目的の明確化と外注先との密な連携にあります。外注先に任せきりにせず、自社も積極的に関わることで成果の質が変わってくるためです。
ターゲット層や記事のテーマ、狙うキーワードを具体的に共有し、長期的なパートナーシップを築いていきましょう。費用の安さだけで選ばず、サービス内容と質が見合っているかをしっかり見極めましょう。
丸投げせず一緒に動くのがコツ!
外注先の具体的な選び方や、費用を抑えながら成果を出すコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▢関連記事:なぜ成功企業はオウンドメディア外注を選ぶのか?費用を抑える方法も合わせて紹介
オウンドメディアの予算を効率化する戦略設計
オウンドメディアで成果を出すには、限られた予算をどこに配分するかという戦略設計が重要です。配分を誤ると、成果が出る前に運営が行き詰まってしまいます。
目標数値から予算を逆算する
予算は、オウンドメディアの目的と目標数値から逆算して決めていきます。目標があいまいだと、どの施策にいくら投資すべきか判断できず、予算を無駄に消費してしまうためです。
まずは月間のリード獲得数やPV数といった具体的な目標を設定し、それを達成するために必要な記事数や更新頻度を割り出します。そのうえで構築費用と運用費用のバランスを決め、長期的に継続できる予算を確保しましょう。
ゴールから逆算すれば無駄が減る!
構築よりも運用に予算を寄せる
オウンドメディアの予算は、構築よりも運用に重点を置いて配分するのが効果的といえます。会食を重ねて一件ずつ注文を取りに行くスタイルと違い、オウンドメディアは記事を資産として積み上げることで、検索から見込み顧客が継続的に集まる仕組みをつくれるからです。
構築費用はCMSの活用で抑え、その分を記事制作やSEO対策などの運用費に回すことで、公開した記事が24時間休まずに見込み顧客を呼び込んでくれます。定期的な記事配信と効果測定、そして改善の繰り返しこそが、オウンドメディア成功のカギです。
記事の継続が成果を生む!
記事数と予算のバランスを取る
記事数と予算のバランスは、目標達成に必要な更新頻度から逆算して決めます。記事数が少なすぎると成果が出にくく、多すぎると予算を圧迫してしまうためです。
外注で記事を増やすほど月々の費用は大きくなるため、目標に対して過不足のない本数を見極める必要があります。自社の目標とリソースに合わせて、内製と外注を組み合わせながら最適な記事数を決めましょう。
目標に合った本数を見極めよう!
オウンドメディアの予算に関するよくある質問
オウンドメディアの初期投資はいつ回収できる?
オウンドメディアの初期投資は、適切に運用できれば中長期的に回収が見込めます。成果が出るまで時間はかかりますが、継続的にリードを獲得できれば広告費や営業活動の負担を抑えられるためです。
広告は出稿をやめると集客も止まりますが、オウンドメディアは公開した記事が資産として残り続けます。ただし回収できる時期は業界や競合状況によって変わるため、腰を据えて長期的に取り組んでいきましょう。
予算が少ない場合はどこから始めるべき?
予算が限られている場合は、CMSを活用した低コストな構築から始め、運用に予算を集中させるのがおすすめです。構築に費用をかけすぎると、肝心の運用予算が足りなくなり、メディアが育ちません。
WordPressなどの無料CMSを使えば構築費用を抑えやすく、浮いた分を記事制作やSEO対策に回せます。まずは少ない記事数から無理なく始め、成果を見ながら段階的に予算を増やしていきましょう。
外注と内製どちらが費用対効果が高い?
外注と内製のどちらが有利かは、社内のノウハウと人員しだいで変わります。SEOやコンテンツ制作の知見がない場合は、人件費や失敗コストを考えると外注のほうが費用対効果は高くなりやすいです。
逆に、社内に十分な知見と運用人員がそろっているなら、内製のほうがコストを抑えられることもあります。また外注も丸投げにすると成果が出にくく、自社で方向性を判断できる体制を整えておく必要があります。
成果が出るオウンドメディアへの投資判断
オウンドメディアの予算設計では、構築費用だけでなく、内製化に潜む隠れコストや営業効率化というメリットまで含めた総合的な判断が必要です。目先の安さだけで内製化を選ぶと、かえって時間とコストを失ううえ、本来狙えるはずの営業効率化もできずに終わることが考えられます。
▼この記事のまとめ
- 構築費用は依頼範囲、運用費用は記事数や代行範囲によって大きく変わる
- 内製化は専任担当者の人件費に加え、失敗コストと機会損失が発生しやすい
- 構築よりも運用に予算を重点配分し、目標から逆算した戦略設計が成果につながる
- 蓄積した記事資産が営業の代わりに見込み顧客を集めるため、長期的に営業効率化につながる
予算配分や外注の判断は、自社だけで進めると迷いが生じやすい部分です。弊社は運用を代行するだけでなく、伴走型でSEOやコンテンツ運用のノウハウを共有し、将来的に社内で内製化を進められる体制づくりまでお手伝いできます。オウンドメディアの予算でお悩みなら、ぜひ一度ご相談ください。