初めてゴルフコンペの幹事を任された方、ご安心ください。
費用相場から景品選び、当日の進行まで、この1記事ですべてわかります。
ゴルフコンペの準備は段階的に進めればトラブルを防げますし、2〜3ヶ月前から動き出せば十分間に合います。
▼今回の記事でわかることは・・・
- 開催時期別にやるべき幹事の準備手順
- 場所別費用相場と予算シミュレーション
- 景品選びから当日運営まで完全網羅
- 保存版チェックリスト
本記事では、初めての幹事でも迷わず準備を進められるよう、ゴルフコンペ開催の全手順を時期別チェックリスト付きで解説します。
集客や営業活動でお悩みの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。弊社では、オウンドメディアを活用した問い合わせの自動化など、費用対効果の高いマーケティング施策をご提案しております。
目次
ゴルフコンペ開催までの全体スケジュールと幹事の役割
ゴルフコンペを成功させるカギは、時期に応じた準備を計画的に進めることです。
幹事の仕事は多岐にわたりますが、やるべきことを時系列で整理すれば決して難しくありません。
ここでは、開催までのスケジュールを3つの時期に分けて解説します。
開催6ヶ月〜3ヶ月前にやるべき準備
この時期の最優先事項は、開催日程の決定とゴルフ場の仮予約です。
▼この時期にやること
- 主賓・参加必須メンバーの日程確認
- 開催日の候補を絞り込み、決定
- ゴルフ場の選定と仮予約
- おおまかな参加人数の把握
- 予算感の設定
人気のゴルフ場やシーズン中は予約が埋まりやすいため、早めの行動が成功のカギとなります。
開催1ヶ月〜1週間前にやるべき準備
この時期は参加者の確定と詳細の決定がメインとなります。
▼この時期にやること
- 参加者リストの確定
- 組み合わせ表の作成(ハンデ・年齢・関係性を考慮)
- 競技ルールの決定(新ペリア方式など)
- ドラコン・ニアピンホールの設定
- 景品の手配・発注
- 案内状の送付(集合時間・場所・参加費・ドレスコード)
- 1週間前に最終確認の連絡
組み合わせはバランスよく配置することが幹事の腕の見せ所です。
開催前日〜当日の最終確認事項
前日までに持ち物の最終チェックを済ませ、当日は早めにゴルフ場へ到着しましょう。
▼前日までにやること
- 景品・備品の最終確認
- 進行台本・挨拶文の準備
- 緊急連絡先リストの作成
▼当日やること
- 参加者より1時間半〜2時間早く到着
- 受付の設置・準備
- ゴルフ場担当者との打ち合わせ(スタートホール・パーティー会場・精算方法)
- 開会式での挨拶・ルール説明
- 表彰式の進行
事前に段取りを頭に入れておけば、初めての幹事でもスムーズに進行できます。
ゴルフ場の予約方法と費用相場
ゴルフコンペの予算を決めるうえで、費用の内訳と相場を把握することは欠かせません。
参加費が高すぎると参加者が集まらず、安すぎると景品や運営の質が下がってしまいます。
ここでは、ゴルフ場の選び方から費用相場、予算シミュレーションまでを解説します。
コンペ向けゴルフ場の選び方と予約手順
ゴルフ場選びでは、アクセスの良さと参加者層との相性を重視しましょう。
▼ゴルフ場選びのポイント
- 参加者が集まりやすいアクセス(駅・ICからの距離)
- 参加者の年齢層に合ったコース(年配者が多ければ平坦なコース)
- コンペプランやパーティー会場の有無
- 過去に利用実績があり勝手がわかるゴルフ場
▼予約の手順
- 候補日が決まったらすぐにゴルフ場へ連絡
- コンペ利用であることを伝え、組数・人数を伝える
- パーティー会場・スコア集計の対応可否を確認
- 仮予約を入れ、正式な人数確定後に本予約へ
繁忙期(4〜6月・9〜11月)は予約が埋まりやすいため、2〜3ヶ月前には押さえておくと安心です。
参加費の内訳と費用相場の目安
ゴルフコンペの参加費は、プレー代とは別に徴収するのが一般的です。
参加費に含まれるのは主に「表彰式・パーティー代」と「景品代」の2つとなります。
| 項目 | 相場 |
| 参加費(プレー代別) | 2,000〜5,000円 |
| プレー代 | 10,000〜15,000円 |
| パーティー代 | 1,000〜2,500円/人 |
| 参加者の総支払額 | 15,000〜18,000円 |
参加費とプレー代を合わせて20,000円以内に収まるよう設定すると、参加者の負担感を抑えられます。
プレー代は各自でゴルフ場に精算してもらう方式にすると、幹事の負担も軽減できるでしょう。
参加人数別の予算シミュレーション
参加人数によって全体予算と景品にかけられる金額が変わります。
景品代は参加費総額の半分程度を目安に設定するのが一般的です。
| 参加人数 | 参加費(1人3,000円) | 景品予算目安 |
| 12人(3組) | 36,000円 | 18,000円 |
| 20人(5組) | 60,000円 | 30,000円 |
| 32人(8組) | 96,000円 | 48,000円 |
予算が限られている場合は、上位の景品を豪華にし、参加賞で調整するとメリハリが出ます。
パーティー代を抑えられる場合は、その分を景品代に回すことも可能です。
景品選びのコツと順位別の予算配分
景品はゴルフコンペの盛り上がりを左右する重要な要素です。
「もらって嬉しい」と思える景品を用意できれば、参加者の満足度が上がり、次回以降の参加意欲にもつながります。
ここでは、予算配分の考え方から参加賞・特別賞の選び方まで解説します。
順位別景品の予算配分の考え方
景品予算は上位に厚く、下位で調整するのが基本的な考え方です。
優勝者には豪華な景品を用意し、それ以外の賞で幅広い参加者が楽しめるようにしましょう。
▼予算配分の目安(景品予算30,000円の場合)
| 賞 | 配分目安 | 金額例 |
| 優勝 | 25% | 8,000円 |
| 準優勝 | 15% | 4,000円 |
| 3位 | 10% | 2,000円 |
| 特別賞・その他 | 50% | 16,000円 |
特別賞には、ドラコン賞・ニアピン賞・ブービー賞・飛び賞などを設定します。
景品の数は参加者の3分の1〜2分の1程度にすると、適度な競争感が生まれて盛り上がります。
参加賞の選び方と500円〜の予算例
賞に該当しなかった人にも参加賞を用意すると、全員が何かを持ち帰れて満足度が高まります。
参加賞は1人あたり500〜1,000円程度が相場です。
▼参加賞におすすめのアイテム
- ゴルフボール(1スリーブ)
- 高級お菓子・スイーツ
- 調味料セット
- 入浴剤・ハンドクリーム
- QUOカード・商品券
ポイントは「自分では買わないけど、もらったら嬉しいもの」を選ぶことです。
持ち帰りやすいサイズ・重さであることも重要な選定基準となります。
盛り上がる特別賞の設定アイデア
定番の賞に加えてユニークな特別賞を設けると、表彰式がより盛り上がります。
▼定番の特別賞
- ドラコン賞:最も飛距離が出た人
- ニアピン賞:ピンに最も近づけた人
- ブービー賞:下から2番目の順位
- ベストグロス賞:ハンデなしの最高スコア
▼盛り上がるユニーク賞
- 大波賞:前半と後半のスコア差が最大
- ベストドレッサー賞:最もおしゃれだった人
- 最多OB賞:笑いを取れるネタ系の賞
初心者も受賞チャンスがあるユニーク賞を入れると、全員が楽しめます。
当日の進行と開会式・表彰式の運営ポイント
当日の幹事の腕が試されるのが開会式と表彰式の進行です。
段取りよく進めれば、参加者の満足度も高まります。
開会式の進行と挨拶のポイント
開会式は5〜10分程度で簡潔に進めましょう。
▼開会式の流れ
- 幹事からの開会挨拶
- 主賓・来賓からの挨拶(必要に応じて)
- 競技ルール・注意事項の説明
- スタート案内
挨拶は明るいトーンで、「素敵な景品を用意しています」と期待感を演出すると効果的です。
競技ルールの説明と採用方式の選び方
コンペで最も多く採用されているのは新ペリア方式(ダブルペリア)です。
| 方式 | 特徴 |
| 新ペリア方式 | 隠しホール12ホールでハンデ算出。最も一般的 |
| ペリア方式 | 隠しホール6ホールでハンデ算出。運要素が強い |
当日は、採用する競技方式・ドラコンとニアピンのホール・OBの処置などを説明しましょう。
案内状にも記載しておくと親切です。
表彰式を盛り上げる司会のコツ
表彰式はコンペのクライマックスです。
30分〜1時間程度でテンポよく進めましょう。
▼表彰式の流れ
- 開会挨拶・乾杯
- 食事・歓談
- 各賞の発表・景品授与
- 優勝者スピーチ
- 締めの挨拶・解散
▼盛り上げるコツ
- 順位発表は下位から、優勝を最後に
- 各受賞者に一言コメントをもらう
- ブービー賞やユニーク賞で笑いを取る
最後まで明るい雰囲気を保ち、全員が笑顔で帰れるよう心がけましょう。
コンペ・会食だけに頼らない集客の仕組みづくり
ゴルフコンペや会食は、経営者同士の人脈づくりや営業活動として有効な手段です。
しかし、こうした対面営業だけに頼り続けることには限界があるのも事実でしょう。
ここでは、人脈営業の課題と、より効率的な集客の仕組みづくりについて解説します。
人脈営業の限界と経営者の時間コスト
ゴルフコンペや会食を通じた営業は、信頼関係を築きやすい反面、時間と労力がかかるのが課題です。
▼人脈営業の課題
- 1回のコンペで接点を持てる人数に限りがある
- 準備・移動・当日拘束で丸1日以上を費やす
- 成約につながるかは相手次第で不確実
- 経営者自身が動かないと成り立たない
経営者の時間は有限であり、すべての見込み客に対面でアプローチするのは現実的ではありません。
人脈営業を続けながらも、自動的に問い合わせが入る仕組みを並行して構築することが重要です。
オウンドメディアで問い合わせを自動化する方法
オウンドメディア(自社ブログやWebサイト)を活用すれば、24時間365日、見込み客を集め続けることが可能です。
検索エンジン経由で自社サイトに訪れたユーザーが、そのまま問い合わせにつながる流れを構築できます。
▼オウンドメディア集客のメリット
- 経営者が動かなくても見込み客が集まる
- 一度作ったコンテンツが資産として蓄積される
- 興味・関心の高いユーザーからの問い合わせが得られる
- 営業コストを大幅に削減できる
実際に、オウンドメディアを活用することで月3〜4件の問い合わせ獲得やPV数3倍増加といった成果を上げている企業も存在します。
営業負担を減らすマーケティング施策の始め方
「オウンドメディアを始めたいが、何から手をつければいいかわからない」という声は少なくありません。
まずは自社の強みや顧客の悩みを整理し、小さく始めることが成功のポイントです。
▼マーケティング施策を始めるステップ
- ターゲット顧客の悩み・課題を洗い出す
- 自社が提供できる解決策を明確にする
- 検索されやすいキーワードでコンテンツを作成
- 問い合わせにつながる導線を設計する
- 効果測定と改善を繰り返す
自社だけでの運用が難しい場合は、専門家のサポートを受けることで効率的に成果を出せます。
集客や営業効率化でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 弊社のメグサポでは、オウンドメディア構築から運用まで、費用対効果の高いマーケティング施策をご提案しております。
【保存版】ゴルフコンペ幹事の準備チェックリスト
ここまで解説した内容を、時期別のチェックリストとしてまとめました。
印刷やブックマークをして、準備の進捗確認にご活用ください。
抜け漏れなく準備を進めることで、当日のトラブルを防ぎ、参加者全員が楽しめるコンペを実現できます。
開催3ヶ月前までのチェック項目
この時期は企画・予約フェーズです。
土台となる部分をしっかり固めておきましょう。
▼チェックリスト
- [ ] 主賓・必須参加者の日程確認
- [ ] 開催日の決定
- [ ] ゴルフ場の選定・仮予約
- [ ] おおまかな参加人数の把握
- [ ] 予算(参加費)の設定
- [ ] 競技方式の決定(新ペリア方式など)
- [ ] 案内状の作成・送付
仮予約を入れたら、ゴルフ場にキャンセルポリシーも確認しておくと安心です。
開催1週間前までのチェック項目
この時期は詳細決定・手配フェーズです。
参加者を確定させ、必要なものを手配しましょう。
▼チェックリスト
- [ ] 参加者の最終確定
- [ ] 組み合わせ表の作成
- [ ] ドラコン・ニアピンホールの決定
- [ ] 景品の選定・発注
- [ ] 賞の種類・数の決定
- [ ] ゴルフ場への最終人数連絡・本予約
- [ ] パーティー会場・料理の確認
- [ ] 参加者への最終案内(集合時間・場所・持ち物)
- [ ] 進行台本・挨拶文の作成
景品は届くまでに時間がかかる場合があるため、早めの発注がおすすめです。
当日持ち物・確認事項チェック項目
当日は実行フェーズです。
忘れ物がないよう、前日までに最終チェックを済ませましょう。
▼持ち物チェックリスト
- [ ] 参加者リスト・組み合わせ表
- [ ] 受付表・筆記用具・電卓
- [ ] 景品一式
- [ ] ドラコン・ニアピン用フラッグ
- [ ] 進行台本・挨拶メモ
- [ ] 緊急連絡先リスト
- [ ] 領収書(必要な場合)
▼当日確認事項
- [ ] ゴルフ場担当者との打ち合わせ
- [ ] 受付場所の設置
- [ ] スタートホール・パーティー会場の確認
- [ ] スコア集計方法の確認
- [ ] 精算方法の確認
幹事は参加者より1時間半〜2時間早く到着し、余裕を持って準備を進めましょう。
コンペ成功と営業効率化を両立させるために
ゴルフコンペは、取引先や社内の関係構築に有効な手段です。
しかし、準備に追われて本業がおろそかになったり、コンペ頼みの営業に限界を感じている方も多いのではないでしょうか。
大切なのは、コンペを成功させながらも、営業活動全体の効率化を同時に考えることです。
▼今回のまとめ
- ゴルフコンペの準備は2〜3ヶ月前から始めれば十分間に合う
- 参加費の相場は2,000〜5,000円、総支払額は20,000円以内が目安
- 景品予算は参加費総額の半分程度、上位に厚く配分する
- 開会式・表彰式は簡潔かつ明るいトーンで進行する
- 人脈営業には限界があり、自動で問い合わせが入る仕組みの構築が重要
- チェックリストを活用して抜け漏れのない準備を心がける
コンペや会食だけに頼らず、オウンドメディアなどを活用した集客の仕組みを持つことで、経営者の時間を有効活用できます。