2025年の高校生トレンドは、調査機関ごとにランキングが異なるほど多様化しています。流行語は「○○界隈」「エッホエッホ」「めろい」など季節や調査によって顔ぶれが変わり、食べ物では「アサイーボウル」「麻辣湯」が複数の調査で上位に入りました。
本記事では1つの調査に偏らず、渋谷トレンドリサーチ・LINEリサーチ・高校生新聞・マイナビなど複数の調査データを横断的に分析し、2025年の高校生トレンドをマーケティング視点で読み解きます。
▼本記事でわかること
- 複数調査を横断した2025年高校生トレンドの全体像
- 流行語・食べ物・エンタメの人気の理由
- トレンドの背景にあるZ世代のインサイト
若年層向けマーケティングを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
2025年高校生流行語ランキング
2025年の高校生流行語は、調査機関によって1位が異なるほど多様化しており、1つの調査だけでは全体像が見えにくくなっています。
「○○界隈」が年間通じて定着した理由
「○○界隈」は、SNS上で共通の趣味や価値観を持つコミュニティを指す言葉です。高校生新聞の調査(中高生151人対象)では流行語1位に選ばれ、渋谷トレンドリサーチの夏・秋・冬の調査でも継続的にTOP10圏内にランクインしました。
2024年から引き続き使われており、もはや一時的な流行語ではなく日常語に近い存在になっています。「もんた界隈」「平成女児界隈」のように派生ワードが次々と生まれる点が、長期的な定着を支えているのでしょう。
引用元:高校生新聞「2025年版 中高生が選んだ流行語ランキング」
引用元:渋谷トレンドリサーチ「2025年夏版・秋版・冬版調査」
「界隈」はもう日常語レベル!
調査によって1位が異なる理由|エッホエッホ・ビジュイイじゃん・めろい
興味深いのは、調査時期や手法によって1位がまったく異なる点です。LINEリサーチ(高校生949人対象・2025年4月実施)では「エッホエッホ」が女子高校生の1位に選ばれ、渋谷トレンドリサーチの夏調査(200人対象・6月実施)では「ビジュイイじゃん」が1位でした。
さらに冬調査(11月実施)では「めろい」が19.6%で圧倒的な1位に躍り出ています。この変動の早さ自体が、TikTok起点の流行サイクルの短さを物語っているといえるでしょう。
3ヶ月で1位が入れ替わる時代!
感情爆発系ワードが人気を集める理由
「〇〇でしぬ!」「好きすぎて滅」「めろい」など、感情を極端に表現する言葉が年間を通じて上位に入り続けました。渋谷トレンドリサーチの夏調査では「〇〇でしぬ!」が9.0%で2位、冬調査でも「〇〇で死ぬ」「好きすぎて滅」が引き続きランクインしています。
Bwell社の大学生調査でも、「エッホエッホ」の流行実感値が87%を超えるなど、テレビを介さずSNSだけで巨大なトレンド圏が形成されている実態が明らかになりました。感情を全開にする表現ほど共感やシェアを生みやすいSNS文化が、こうしたワードの定着を後押ししています。
引用元:Bwell「2025年の流行語トレンドを探る:大学生のリアルな声」
感情全開ワードは共感の証!
2025年高校生の食べ物トレンド
2025年の食べ物トレンドは、ヘルシー志向・SNS映え・カスタマイズ性という3つの要素が人気を左右しており、複数の調査で共通したキーワードが浮かび上がっています。
アサイーボウルが複数調査で上位の背景
「アサイーボウル」は、2025年に最も多くの調査で上位にランクインした食べ物の一つです。渋谷トレンドリサーチの春調査で食べ物トレンド1位を獲得し、LINEリサーチの食べ物予測調査でも女子高校生の1位に選ばれました。
マイナビの年末調査でも「2025年に流行った食べ物」の1位に入っており、調査をまたいで一貫した人気が確認できます。栄養価の高さとビジュアルの美しさを兼ね備えている点が、「ヘルシーで映える」ものを求める若年層のニーズに合致した結果でしょう。
引用元:マイナビ マーケティング・広報ラボ「2025年に流行ったフードに関する調査」
3つの調査で上位は本物の人気!
麻辣湯ブームとカスタマイズ消費の関係
「麻辣湯」は、好きな具材を自由に選べるヘルシーな中華スープとして、女子高校生を中心に支持を集めました。渋谷トレンドリサーチの夏調査では食べ物トレンド1位(27.0%)を獲得し、LINEリサーチでも女子高校生の注目フードとしてランクインしています。
マイナビの調査でも「流行った食べ物」3位に入りました。カスタマイズができるという注文のプロセス自体が「体験」になる点が、単なる食事を超えた価値を生んでいます。
マイナビの分析では「参加感が流行認知につながる新しい食ブームの形態」として注目されています。
引用元:マイナビ マーケティング・広報ラボ「ティーンが選んだ2025年に流行った食べ物」
選ぶ体験がSNS投稿を生む!
もっちゅりんに見るSNS拡散の仕組み
「もっちゅりん」は、ミスタードーナツの期間限定商品で、発売後すぐに完売が相次ぎました。渋谷トレンドリサーチの夏調査では食べ物トレンド2位(17.5%)を獲得し、マイナビの年末調査でも「2025年に流行った食べ物」2位に入っています。
マイナビの分析では、「体験より話題が先行した、SNS先行型のブーム」として位置づけられていました。もっちりとした食感と甘すぎない味わいに加え、「限定」という希少性がSNSでの拡散を加速させた好例です。
引用元:マイナビ マーケティング・広報ラボ「ティーンが選んだ2025年に流行った食べ物」
限定×SNSはバズの鉄板!
2025年高校生のアイテム・エンタメトレンド
2025年はアイテムとエンタメの両面で、懐かしさとリアルさを融合したコンテンツが高校生の支持を集めています。
平成女児ブームが再燃した背景と人気アイテム
「平成女児」は、Z世代が小中学生時代に親しんだキャラクターや雑貨が再ブームとなっている現象です。渋谷トレンドリサーチの夏調査で物事トレンド1位(8.0%)にランクインし、高校生新聞の流行語調査でも「平成女児界隈」が注目ワードとして取り上げられました。
サンリオキャラやたまごっちなど、懐かしいアイテムが若年層の間で再評価されています。幼少期の思い出と結びついたアイテムは感情的な共感を呼びやすく、SNSでのシェアにもつながりやすいのが特徴です。
引用元:高校生新聞「2025年版 中高生が選んだ流行語ランキング」
懐かしさがエモい共感を生む!
BeReal.が支持される理由
「BeReal.」は、リアルな瞬間を投稿するSNSアプリとして、高校生の間で利用者が増えています。渋谷トレンドリサーチの夏調査では物事トレンド2位(4.0%)にランクインし、渋谷トレンドリサーチ大賞2024年度では「学校部門賞」にも選出されました。
加工なしの日常を共有する文化がZ世代に受け入れられており、「盛る」文化からの揺り戻しとして注目されています。ありのままの自分を見せることがむしろ好感度につながる点は、マーケティングにおいても見逃せないトレンドでしょう。
リアル志向がSNSの新潮流!
「今日好き」の人気の秘密
「今日好き」は、ABEMAの恋愛リアリティーショーで、高校生の間で空前のブームとなっています。渋谷トレンドリサーチの夏調査ではテレビ番組トレンドで54.0%の支持を獲得し、3号連続1位を記録しました。
番組から派生した流行語「ひな?やったー!」も夏調査の流行語3位(5.5%)にランクインしており、コンテンツ発の言葉が日常会話に入り込むSNS時代の拡散力を象徴しています。
恋愛番組が文化を生む時代!
人気アーティスト・俳優・キャラクター
2025年の高校生に人気のアーティスト・俳優・キャラクターは、複数の調査で共通する名前が見られます。Mrs.GREEN APPLEは渋谷トレンドリサーチの夏調査でアーティスト部門1位(7.0%)を獲得し、ニコラのガールズラボ調査(600人対象)でも好きなアーティスト1位に選ばれました。
文化祭や体育祭で歌われる楽曲が、高校生活と深く結びついている点が人気の土台になっています。キャラクター部門では「ちいかわ」が渋谷トレンドリサーチで24.0%と圧倒的な支持を獲得しており、専門ショップの全国展開も人気を後押ししている状況です。
引用元:ニコラ ガールズラボ「2025年度版 中高生トレンドランキング」
ミセスは調査をまたいで不動の1位!
よくある質問|高校生トレンドについて
高校生トレンドはどこで調べられますか?
高校生トレンドは、渋谷トレンドリサーチ・LINEリサーチ・高校生新聞・マイナビ マーケティング・広報ラボなどの調査レポートで確認できます。1つの調査だけでは偏りが出やすいため、複数のソースを比較して共通するキーワードを見つけるのがおすすめです。
TikTokやInstagramのハッシュタグ検索を併用すれば、リアルタイムなトレンドも把握しやすくなるでしょう。
なぜ調査によってランキング結果が異なるのですか?
調査対象者の人数・年齢・地域、調査時期、質問形式(自由回答か選択式か)によって結果が変わるためです。たとえばLINEリサーチは全国949人規模のWeb調査、渋谷トレンドリサーチは200人対象のアンケートと、母集団や手法が異なります。
特に高校生の流行語は3ヶ月で入れ替わることも多く、調査時期のずれが大きな差を生む場合があります。
トレンドをマーケティングに活かすには?
高校生トレンドをマーケティングに活かすには、複数の調査で共通して上位に入るキーワードを「確度の高いトレンド」として優先的に分析するのが有効です。「なぜそれが支持されているのか」を分解し、自社の商品やサービスに当てはまる要素を見つけることで、トレンドに乗りつつ差別化された施策が打ちやすくなります。
まとめ|2025年高校生トレンドと流行の理由
2025年の高校生トレンドは、調査機関によってランキングが異なるほど多様化しており、複数のデータを横断的に分析することで初めて全体像が見えてきます。
▼この記事のまとめ
- 流行語は「○○界隈」が年間通じて定着し、1位は調査時期で入れ替わるほどサイクルが早い
- 食べ物はアサイーボウル・麻辣湯・もっちゅりんが複数調査で共通、ヘルシー×SNS映え×カスタマイズ性が人気の法則
- アイテム・エンタメは平成女児ブームやBeReal.など、懐かしさとリアルさの融合がキーワード
若年層のトレンドを正確に把握するには、1つの調査に頼らず複数のソースを比較する視点が欠かせないでしょう。
高校生トレンドは3ヶ月単位で入れ替わることも多く、定期的なモニタリングが施策の精度を左右します。若年層向けのマーケティング戦略をより具体的に進めたい方は、専門家への相談も選択肢の一つです。